「あなたぁ〜、御飯の準備が出来たわよ〜」
「ぱぱしゃん急ぐのれす!」
「何ちんたらしとんねん!!」
「おまたせおまたせ。お、今日はお肉かぁ」
「ふふっ、今日ちょっと奮発しちゃった」

「早くいただきますするのれす!!」
「のの、ヨダレがこっちまで飛んで来てるで・・・」
「ほら、あなた」
「おうっ、じゃあ皆お箸持って〜」
「「「は〜い」」」

「今日も一日お疲れ様でした」
「「「お疲れ様でした」」」
「いただきまぁす」
「「「いただきまぁす」」」

「おとんとおかんはまだまだこれからもお疲れなんやろ?」
「「ぶっ!!!!!」」
「何がお疲れなんれすか?」
「あ、あいぼん!食事中に変なこと言わないの!」
「別に〜変なことなんて言うてないし〜、ほら、洗い物とかのこと言っただけだし〜」
「・・・。」
「おかん、顔タコみたいに真っ赤やで」
「おかあしゃん、そんなに強く握ったらお箸折れちゃうのれす」

「あ、梨華ちゃん、口元に御飯粒ついてるよ」
「あら、ありがと」
「・・・夕飯の席で見せつけてほしくないのれす」
「飯も不味くなるっちゅぅねん」
「本当なのれす」
「ほら、あなたあ〜んして」
「あ〜ん・・・うん、おいしいよ梨華ちゃん。ほら梨華ちゃんもあ〜んして」

「・・・のの、食い終わったら部屋でゲームでもするか」
「へいっ、早く食ってゲームするれす」
「あいぼん、あいぼんも御飯粒ついてるよ」
「あ、こら!何食べとんねん!!おとんに取られなくたって自分でとれるわ!!」
「・・・ののも取ってほしいのれす」
「のの、自分でつけなくても・・・」

 

 

 

 

( ´D`)<吉澤家の夕飯は今日も賑やかなのれす                        

 

                                          おしまい。

 

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